プロフィール

はじめまして。

当サイトの管理人のこりんと申します。

突然ですが、みなさんにとって『理想の親』ってどんなものを想像しますか?

 

このサイトを作ろうと思った時、私は初めての出産を控えた妊婦でした。

そして、これから子育てをするにあたって『親』の心構えを知りたいと思いました。

高齢出産ということもあり、ある程度心も成熟している中で、これから生まれてくる子供に対して『いい親でありたい』と思っていました。

そこでまずは、出産予定日まで時間もあるし、色々本でも読んでみるか、と思って色々な本を読んでみました。

そこには『いい親』になる知識のピースがたくさんちりばめられていたように思います。

 

しかし、ふと思います。

 

たしかに理論的には『良い親』になる方法はわかる気がするけど、なんかこれだけだとしっくりこないな~と。

 

で、その理由がわかりました。

 

人生の半分を社会人として働いて、毎日あわただしく生きているうちに、『あ~・・・最近“子供の心”を感じてないな・・・』

と思ったんです。

子供にとってのいい親ってなんだろう、と頭であれこれ考えるのに、最近子供の気持ちになったことあったかな?

とふと思ったんですよね。

 

子供の心で楽しむことを忘れた自分が、子供の心に共感して、子供を楽しませることができるんだろうか・・・。

 

そこで考えたんです。

 

そもそも、『理想の親』ってなんやねん、と。

子供は『親』に対してなにを思っているの?と。

 

そこから、

ずっと昔、どこかに置き忘れてきていた『自分の子供の心』それを取り戻す作業が始まります。

 

 

すっかり忘れていた『子供らしい心』

いつの間にかクールぶった大人になっていた

20代の頃は仕事や趣味など、とにかく熱く燃えていたように思います。

今よりたくさん笑って、喜んで、怒ってたくさん泣いていたような気もします。感情がたくさん動いていましたね。

同時に『無駄なこと』もたくさんしました。

お金も時間も、今でいう『コスパ』とか考えずにとにかく夢中になっていたことがたくさんありました。

それがいつのまにか大人ぶった自分になってしまっていたのです。

 

『今更なにかにハマるとかないな』

『若いころにもう十分楽しんだからいいや』

『今まで苦手だったことをこれから得意になることもないでしょ』

みたいなね。

これは実際、私が最近までずっと使っていた言葉です。

文面だけ見るとすごく冷たく感じるかもしれませんが、ひねくれて言っているというよりは何かこう・・・仏のような表情で悟って言っているようなイメージです。

大人になって、多くを望まないから悩みも少ないけど、でも・・・よく考えたらこれって『子供らしさ』の真逆にいますよね。

 

そもそも子供の頃って何を考えて感じていたのでしょうか。

 

まずは『子供の心』を思い出してみる

当時、私が親に求めていたこと・・・

『一緒にジャングルジムに登ってくれたらいいのにな』

『一緒に海水浴で海に入ってくれたらうれしいのにな』

『公園で一緒におにごっこしてくれたらいいのにな』

『一緒にゲームしたいな』

『お母さんもポケモンの名前覚えてくれないかな』

 

シンプルにこんなことを望んでいたように思います。

 

意外にも『理想の親とは』とか小難しいことを考えているのは大人側だけなのかもしれません。

 

私の場合、『勉強教えてほしいな』とかはあまり思わず(笑)。だって勉強が好きじゃないのでね。

それよりも、自分が好きなことにを、親も一緒に興奮してやってくれたらいいのにな~と思っていました。

 

 

子供はそんなことより今目の前にある自分の興味のあることを楽しみたい、そればっかりですよね。

 

それを邪魔しないのが理想の親なのかも(笑)。

 

 

クールに離れたところから『楽しそうね』と見守るのではなくて、一緒にハマって、一緒に興奮して、一緒に笑って、一緒に騒いで・・・

みたいなのに憧れていた気がします。

 

そこで気づくのです。

あ~いつの間にか自分も『大人』になっていたんだな。

 

そんなことを悶々と考えているとき、

さらなるきっかけがありました。

 

 

自分の中で『なにか』が揺さぶられたベビードレス作り

夫のせいで、死ぬほど興味がなかった洋裁をやることに・・・

さて、そもそも、なぜこんなことを始めたかというと、あるきっかけがあったからです。

きっかけはベビードレス作り。

お腹の子の性別が女の子と分かった妊娠6か月頃、夫が『ミシンで服を作ってあげたい』なんて言い出したのです。

中学の授業以来ミシンも触ったこともないし、なんなら家庭科の授業は苦手だった私。

『はい?無理無理!!』と冷ややかだったのを思い出します(笑)。

 

当初夫は『ハーフバースデーに着せる、らんま1/2の服を作ってあげたい』と言っていた気がします。

 

そもそも『手作り』というものが好きではなく、今の時代、雑巾だって家で縫わなくても100均に売っているし、洋服だってケーキだってお店で買った方が安くてかわいい。

それでいて手間もかからない。『わざわざ手作りで作るメリットが一つもない』と思っていました。

 

ですが、夫がウキウキで『ミシン見に行ってみようよ~』なんていうもんですから、あまり入店したことのない手芸店に行ってみたりもしました。でも当然、何から選んでいいかもさっぱりわかりません。

ある時ショッピングモールでミシンフェアがあって、お店の人がすごく親切に教えてくれたのですが、夫があきらめてくれたらいいな~と内心では思っていました。

しかし、出産1か月前、楽天スーパーセールで購入してしまったのです。新品のミシンを(笑)。

そうなると、使わないともったいない!!

ということで、そこから戦いが始まります。

 

母体の状態に合わせて出産日があらじめ決まっていたのですが、出産日の前日の晩までずっとミシンを踏み続け、なんとか完成。

翌日に産むというのに、「自分の中でこんなに根性があるんだ」と驚きました。

 

 

旦那がミシンを買ってしまったことで、自分の中で大の苦手で、死ぬまで絶対にやることもないと思っていた洋裁をやることになってしまったわけですが、これがよかった。

なんか、揺さぶられたのです。『子供の心』が。

 

 

そういえば手作りにあこがれていた時代もあったな・・

思い出した幼少期の心

完成したのもうれしかったけど、何か大切なものを思い出した気がしました。

そういえば、子供の頃、手作りにあこがれていた時代もあったような気がします。

でも、「自分は不器用だから」とか「完成しなかったら恥ずかしい」とか「親にミシンを買ってもらったとして飽きたらどうしよう」とか、なんかそんな変なことをうだうだと考えているうちに今のような「買った方が安いし」という大人ぶったことを思うようになったのではないかと。

 

でも、興味があることをやってみてダメならそれはそれでいいけど、封じ込めたものをそのままにして死んでいくのはもったいないな、と思ったのです。

 

そう思うと、やりたいこと、やってみたいことがぽつぽつと浮かんできました。

 

 

 

童心を取り戻そう!

親が童心を持つことが、結果子供にとってもいい親になれるのではないか

これは後付けなんですけど、親が童心を持っていることが、結果的に子供にとってもいい親なんじゃないかと思いました。

そこで、自分の幼少期を思い返すと出るわ出るわ・・・当時やりたかったことや当時の感情。

そして、なんともウキウキするのです。

もうすっかり忘れていた子供の心。出産を機に思い出せて、本格的な子育てが始まる前にすでに楽しい気持ちになったのです。

 

 

自分の今までの思い込みは捨てて、子供のころからやりたかったことをやってみようと思えた!

まずやったのが、子供の頃にやりたかったことの書き出しです。

 

このベビードレスの製作をきっかけに、「色々やってみたいな」という、自分の中の子供の心を思い出しました。

それから、子供の頃にやりたかったこと

興味があったこと

遠慮して親に言い出せなかったこと

こんなことがあったらよかったのにな~

ということを思い出して紙に書き出してみたのです。

 

これから子育てが始まるけど、自分の中の幼少期の自分も一緒に育てちゃおう!

みたいなイメージですね。

 

・小3の頃にわずか半年で挫折してしまったピアノ

・折り紙で作品作り

・キャラ弁

などなど・・・

 

ついでに「当時これで困ったな~」というのも思い出しました(笑)

・学校の勉強が苦手だった

・水泳が苦手だった

・字が汚いのがコンプレックスだった

 

当時すごくときめいたことも思い出しました

・ジャズダンスを習っていた時にステージの上でかわいい服を着た

 

童心に返っていると、とにかくウキウキするのです。

 

子育てはきっと大変なことだらけ。

でも、自分ももう一度子供時代を楽しめる!と思うと、途端に楽しみになりました。

 

 

まとめ

ということで、あくまでも個人的な理論ではありますが、

私にとっても『理想の親』は

①子供の気持ちに共感できる

②自分も子供のように人生を楽しむ

 

かな、と思います。

 

科学的根拠なんてありませんよ(笑)。

これが正しいかどうかもわかりません。

でも、少なくとも、私の記憶の中にある、5歳~10歳頃の自分はそんなことを望んでいただろうな、と。それだけは間違いありません。

今日も目の前でいたずらをしまくる生後7か月の娘と、自分の中に存在する幼少期の頃の自分、二人の子供を育てている気持ちで、

今日も私は泣いたり笑ったり、失敗したり、子育てを楽しんでいる今日この頃です。

 

『クールぶった自分』はどこかにぶん投げて、今日も子供らしくいろんなことに目を輝かせ、挑戦しています。

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